月桃紙壁紙の施工方法

月桃紙壁紙 施工上の留意点

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 月桃紙は沖縄の植物「月桃」の茎の繊維を原料とした沖縄特有の和紙です。和紙の原料といえば楮や三椏ですが、これらに代わって月桃を原料とした和紙が月桃紙です。
 和紙の特徴が際立ち、癒される奥深い意匠と調湿性(月桃紙Sタイプ)があり、素材感豊かな壁紙です。 

月桃紙の施工に関するお問い合わせ

■下地調整

下地調整は仕上がりの優劣を決まってしまうといっても過言ではありません。不陸を防ぐためにも下地は平滑に仕上げ、特に下記の点に注意してください。

  □プラスターボード
      
下地仕様を選択できるときはプラスターボードをお奨めします。
        丹念にパテ処理を行いネジ、釘類はサビ止めを行ってください。
        シーラー処理は必須事項です。
        特にリホームの下地、パテと下地の色の濃淡差が著しいときはパテ処理を行わないとクレームの要因に
                  な り ます。
        濃淡差が激しい時のシーラーの推奨品はヤヨイ化学のカラーシーラームヘンです。
        ヤヨイ化学の商品説明書にしたがって施工してください。

  □ベニヤ下地
      
基本的にはプラスターボードと同一です。
       施工後に灰汁が浮いてくることがありますのでプラスタ−ボード以上に入念にパテ処理を行います。
       築年数の長い建物のリホーム等でベニヤの状況によっては灰汁止め剤による処理もクレーム防止になりま
                す。

  □多孔質下地(珪酸カルシウム板、ALC板、モルタル下地)
      
多孔質下地は月桃紙の施工には不向きの下地です。
       施工にあたっては糊の下地への吸収を抑え、下地の接着強度の均一化を図るため、十分なシーラー処理
                を行ってください。

  □特殊な下地(金属、プラスチック、ペンキ塗装下地)
      
下地の強度が十分あることを確認してください。油分、汚れを拭き取り十分シーラー処理を行ってくださ
                 い。
       金属下地は傷がつくとサビの原因となります。

  □リホーム下地(壁紙の張替え下地)
       
前の壁紙の裏打ち紙が残っている下地では浮きや剥がれがないことを確認してください。
       十分なシーラー処理を行ってください。
       築年数の長い建物のリホームでは下地が傷んでいたり、新築当時のさまざまな材料が下地に採用されて
                い ます。
       したがって適切な施工方法を実施しても思わぬクレームが発生することがあります。
       十分な調査とともにお施主様との打ち合わせと説明を十分行ってください。

■施工上の注意点

  □接着剤について
      
糊の希釈率、塗布量は接着剤のメーカー指定の数値に従ってください。
       その接着剤の説明書に「エコクロス」に関する特記事項があるときはこれに従ってください。

       当社が推奨する接着剤は矢沢化学の「ウォールボンド100」です。
       これは希釈せずにそのまま施工するタイプです。

       ボンドなどの合成樹脂は粘度が下がり糊がつきにくく、膨れ、剥がれの原因になります。

  □オープンタイム
       
充分なオープンタイムを取ってください。
       糊付後15分〜30分ぐらいが目安ですが、気温等の諸条件で異なります。低温時は長めにしてください。
       事前に5cm幅ぐらいの月桃紙で糊付後の伸縮具合を確認しておくとオープンタイム設定の参考となり、
       美しく仕上げられます。
       この間のたたみ方に注意をし、折りジワがつかないように配慮してください。
       糊付後オープンタイムを経てから2時間以内に施工してください。大量に糊付けの前処理を行って放置
       するとアイハギを起こす可能性があります。
       耳の部分から乾燥してきます。固く絞った手ぬぐい等で耳を養生することを推奨いたします。空気の乾燥
       の具合等をご配慮の上、ご判断ください。

  □その他
       
施工後は急激な環境変化を避けてください。目地隙の原因になります。
       窓を開けての通風やエアコンでの急激な乾燥をさせないでください。

       ローラーを強くかけすぎないでください。
       なで付け、エア抜きは確実に実施してください。
       粘着剤付の養生テープの使用は避けてください。

       □重ね張りと突きつけ施工について
      
Sタイプ(下記参照)は必ず重ね張りを行ってください。
       一般のタイプは突きつけ施工が可能です。
       一般タイプで重ね張りを行うときの接着剤は矢沢化学のウォールボンド100を必ずご使用下さい。接着剤
       によっては重ねた部分がはがれてくる恐れがあります。

   □Sタイプの施工上の注意点
       
Sタイプは調湿性を確保するために表面処理を行なっておりません。従いまして次の点について十分注意
       してください。
          ◎ 10mm以上の重ね張りをしてください。
            突き付けや重ね切り施工を行なうと糊の乾燥とともに0.5mmほどの目地隙が必ず発生します。
          ◎ 施工中に汚れが付かないように充分注意してください。
          ◎ 糊付機の使用は可能です。

 

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